検索メニュー

対象：AutoCAD 2009～/AutoCAD LT 2009～

メニューブラウザ上部にある[検索メニュー]は、コマンドを探すのに便利なツールです。
例えば「文字」というキーワードで検索すると、文字に関するコマンドが一覧表示されます。

メニューバーを表示させたい

対象：AutoCAD 2009～/AutoCAD LT 2009～

AutoCAD 2009では、画面左上にある[メニューブラウザボタン]よりメニューブラウザを開きますが、従来のように画面上部にメニューバーを表示させておきたい場合には、以下のような操作で表示させることができます。

クイックアクセスツールバー上に右クリックし、ショートカットメニューを開きます。「メニューバーを表示」を選択すると画面上部にメニューバーを表示させることができます。

また、システム変数でコントロールすることもできます。

システム変数[MENUBAR]
メニューバーの表示をコントロール

現在の値が0 … メニューバーを非表示
現在の値が1 … メニューバーを表示
※この変数はレジストリに保存されます。
※ワークスペースごとに設定されます。

状況依存型リボンタブ

対象：AutoCAD 2009～/AutoCAD LT 2009～

リボンには特定のコマンドを実行したときだけ表示される“状況依存型リボンタブ”があります。
次に挙げるコマンドを実行すると通常は表示されていないリボンタブが表示されます。

ブロックエディタ タブ
[ブロックエディタ]（BEDIT）コマンド実行時に表示されます。

参照編集エディタ タブ
[インプレイス参照編集]（REFEDIT）コマンド実行時に表示されます。

マルチテキストエディタ タブ
[マルチテキスト]（MTEXT）、[表を挿入]（TABLE）コマンド実行時に表示されます。

新機能ワークショップ

対象：AutoCAD 2009～/AutoCAD LT 2009～

各バージョンごとにステップを踏んできた方ならよいのですが、2000あたりのバージョンしか経験の無い方が、いきなり2009を触るとインタフェースの違いだけでなく、改善された機能の多さに着いて行けません。

[新機能ワークショップ]（AI_INVOKENFW）では、2009バージョンの新機能の紹介だけでなく2007、2008の各バージョンごとの新機能の説明を見ることができます。
サブスクリプション契約されている方は、3世代前までのバージョンを併用できるので、各バージョンごとの機能を知るのに便利なツールになります。

コマンド実行中に、操作方法が解らなくなったら…

コマンド実行中に[F1]キーを押すと、実行中のコマンドに関するヘルプトピックが開きます。
実行中のコマンドは有効になっているので、操作手順などを確認し作業に戻ることができます。

旧バージョンのインタフェースに切替えたい

対象：AutoCAD 2009～/AutoCAD LT 2009～

AutoCAD 2009のインタフェースは様変わりして、旧バージョンから乗り換えた方には少し抵抗があるかもしれません。

旧バージョンと同じようなインタフェースで作業したい場合は、[ワークスペース切り替え]で簡単に表示を変えることができます。

「AutoCAD クラシック」（AutoCAD LT クラシック）を選ぶと、旧バージョンのインタフェースに変更できます。

面積の求め方

AutoCADは閉じられたオブジェクトであれば、対象オブジェクトを選択するだけで面積計算が行えます。
[面積計算]（AREA）コマンドを実行し、コマンドオプションから[オブジェクト（O）]、また複数の閉じられたオブジェクトの総面積を計算したい場合には[加算モード（A）]でひとつひとつピックアップしながら総面積を計算することができます。

複数の閉じられたオブジェクトの総面積を計算する際に[マスプロパティ]（MASSPROP）コマンドを利用すると、もっと簡単に総面積を計算することができます。
あらかじめ、閉じられたオブジェクトを[リージョン]（REGION）コマンドで“領域”に変換しておきます。

[マスプロパティ]（MASSPROP）コマンドを実行し、複数のリージョンを選択すると、簡単に総面積を求めることができます。

AutoCAD LTでイメージ参照が可能に

対象：AutoCAD 2009～/AutoCAD LT 2009～

AutoCAD LT 2009より、[イメージ]（IMAGE）コマンドで画像ファイルの参照挿入が可能になりました。
※AutoCADのみに搭載されていた機能。

今までは既存の図面にあるイメージフレームを使いまわしたり、外部ソフトを利用していた編集が可能になります。

＜対象ファイル（拡張子）＞
・Autodesk Animator … *.fli、*.flc
・CALS Type I … *.cal、*.mil、*.rst、*.cg4、*.gp4、*.cals
・GIF（Graphic Interchange Format） … *.gif
・GIS-GeoSPOT … *.bil
・Image Systems CCITT グループ 4 … *.ig4
・JPEG ファイル交換形式 … *.jpg、*.jpeg
・Macintosh PICT … *.pct、*.pict
・PNG（Portable Network Graphics） … *.png
・RLC … *.rlc
・Truevision Targa … *.tga
・Windows ビットマップ … *.bmp、*.dib、*.rle
・ZSoft PC ペイントブラシ … *.pcx
・タグ付きイメージ ファイル形式 … *.tif、*.tiff

AutoCAD LTにフィールドが追加

対象：AutoCAD 2009～/AutoCAD LT 2009～

AutoCAD LT 2009より、[フィールド]（FIELD）コマンドが追加されました。
※AutoCADのみに搭載されていた機能。

変更の可能性があるデータを更新可能な文字オブジェクト（フィールド）として配置しておけば、更新作業が容易になります。

例えば、フィールドにはこんなものがあります。

・オブジェクト…線分の長さや閉じられた図形の面積などを記入
・ファイル名称…ファイル名称を図面枠中の図面名称として記入